補綴治療

補綴とは歯を削った部分や歯が抜けて無くなった部分、歯質に大きな欠損がある場合、機能障害を回復するための治療です。具体的には、「被せ物」「詰め物」「入れ歯」「ブリッジ」あるいは「インプラント」などのことを指します。

「被せ物」「詰め物」の素材について

歯の被せ物は、虫歯で削ったところを人工物で修復します。その人工物の素材が金属かセラミックとでは、大きな違いがあり、これらのメリット・デメリットを知ることが重要です。

銀歯

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日本では昔から被せ物は銀歯を用いることが多く、銀歯を装着している人は珍しくありません。
しかし、日本以外の歯科先進国では銀歯を使用する国はほぼないと言われています。
銀歯を使用することにより金属アレルギーを引き起こす可能性があるため、銀歯の使用を禁止している国もあるぐらいです。
保険適用なので、かなりの低コストで治療できます。治療費を抑えたいときは大変役に立つ素材です。
ただし、5~10年ごとに再治療になる可能性が高いです。

メリット
  • 保険適用のため安価である。
  • 仕上がりまでの期間が早い。
  • 割れることがない。
デメリット
  • プラーク(歯垢)が付着しやすい。
  • 銀歯を装着するセメントが水溶性のため、長年使用すると徐々にセメントが溶け、そこから細菌が入り込んで虫歯が再発し、外れやすくなる。
  • 素材が天然の歯よりも硬いため、噛み続けると周りの健康な歯を傷めてしまう。
  • 銀歯の金属イオンが唾液に溶け出して、それを飲み続けることにより体内に蓄積され、金属アレルギーを引き起こす可能性がある。
  • 金属イオンによる歯ぐきの変色をもたらす。
  • 目立つため、審美性に欠ける。

セラミック

私・すずき歯科院長/鈴木温は「噛める、しゃべる、飲み込む」のエキスパートとして、「日本補綴歯科学会」の「専門医」と「指導医」資格を有する日本でも数少ない歯科医師です。

・そもそも補綴(ほてつ)とは?

補綴とは歯を削った部分や歯が抜けて無くなった部分、歯質に大きな欠損がある場合、機能障害を回復するための治療です。具体的には、「被せ物」「詰め物」「入れ歯」「ブリッジ」あるいは「インプラント」などのことを指します。

・日本補綴(ほてつ)歯科学会とは?

この補綴(ほてつ)による治療に使う新しい材料や治療技術を開発、研究している学会であり、補綴の学会では日本で最も信頼されている学会のことです。院長は、その日本補綴歯科学会に所属していることはもちろん、「専門医」「指導医」といった資格を持つ歯科医師です。

・「専門医」「指導医」になるためには?

専門医や指導医になるためには、解剖学や病理学などの基礎医学、学会での発表・論文の発表など、多くの厳しい選考基準が存在します。

特に指導医は、学会が認める最高の資格であり、専門医を指導する責任ある立場です。補綴の指導医は全国の歯科医10万名中、僅か640名しかおりません。中でも四国には、たった20人ほどしかいません。

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近年は金属アレルギーなどの心配がないセラミックによる歯科治療が注目されています。陶器などに使われる素材と近いため、色の濃いものを食べても着色や汚れが付きにくく、強く磨いたとしても傷つくことはありません。また、天然の歯との硬さが比較的近いと言われている素材で、他の歯を傷つけることもありません。定期的にチェックすることによって半永久的に使用可能です。

メリット
  • プラークが付着しにくく、着色や変色も少ない。
  • 細菌が入りにくく、虫歯になりにくい。
  • 天然の歯と硬さが近いため、他の歯を傷めない。
  • メンテナンスを続ければ、長く使用できる。
  • 金属アレルギーの心配がない。
  • 自然な仕上がりになる。
デメリット
  • まれに欠ける可能性がある。
  • 仕上がりまで期間がかかる。
  • 保険適用外なので高額になる。

土台(コア)の必要性

神経をかぶせ物を装着するには、柱の役割をする土台(コア)が重要となります。このコアは、家に例えるならば柱に当たる部分です。どんなにきれいな家でも、柱がしっかりしていなければ長持ちしません。歯も同じように、コアが安定しないとかぶせ物がすぐに外れたり、残っている歯の根が割れたり折れたりします。歯のコアには、強さとしなやかさの両方が必要となります。

メタルコアとファイバーコア

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土台の種類は大きく分けて2つに分かれます。 メタルコアは銀合金でできた素材です。歯よりも硬い素材なので、 ぶつけてしまった場合や長年使用していると歯の方が折れることもあります。ファイバーコアは、光の透過性が象牙質に極めて近く、歯質に近似した色をもちます。特にジルコニアセラミックとの組み合わせで大変美しく仕上がります。 歯と一体になってしなりますので、歯の根っこが割れにくい材質となっております。

修復プランニング例

当院で扱う自費治療の素材

素材 特徴 対応部位
ジルコニアセラミッククラウン ジルコニアにセラミックを焼き付けた素材で、透過し自然の歯と同じ輝きが得られます。 前歯部、臼歯部
オールジルコニアクラウン 人工ダイヤと同じ酸化ジルコニウムのみでできているので、強度があります。 臼歯部
セラミックインレー セラミックでできた詰め物です。セラミックはプラークがつきにくいので、隙間から虫歯になることはほぼありません。 臼歯部
ポーセレンラミネートべニア 歯の表面をうすく削って貝殻のようなセラミックを貼り付けます。 前歯部
ファイバーコア 神経のない歯の根管治療後に土台を立てます。歯と一体となってしなりますので、歯の根が割れにくい材質です。 前歯部、臼歯部

修復プランニング例

被せもの
(土台+クラウン)
被せもの
(土台+ブリッジ)
詰めもの(インレー) 歯のないところ(欠損修復)
自費診療 ①オールセラミック ①オールセラミック ①セラミック小 ①インプラント
②フルジルコニア ②フルジルコニア ②セラミック大 ②インプラントオーバーデンチャー
上顎フル・下顎フル
③VITAエナミック ③VITAエナミック小
④VITAエナミック大
③金属床
 
保険診療 ①CADCAM冠
②金属冠
ブリッジ
 
①金属製
 
①プラスチックと針金の義歯
 
※料金については、個々のケースにより異なりますので、診察後に詳しくご説明いたします。
※ご不明な点などは、お気軽にご相談ください。

歯が無くなった場合の治療について

入れ歯

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一部の無くなった歯に入れる部分入れ歯や顎全体に入れる総入れ歯があります。
部分入れ歯の場合、固定するため健康な歯に針金を引っかけます。引っかけている歯に負担がかかって、その歯を弱らせてしまう原因になります。また、入れ歯は歯ぐきに当たって傷になったり、痛みが出ることがあります。その度に何度も調整で来院してもらったり、清潔に保つためにご自宅でお手入れをしたりなどの負担がかかってしまいます。

ブリッジ

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歯がないところの周りの健康な歯を削って柱にして、歯が連なっている被せ物を装着します。咬み合わせた時に、柱である周りの健康な歯の負担が大きく、歯を弱らせてしまう原因にもなります。

インプラント

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入れ歯・ブリッジだと、力のコントロールによって周りの健康な歯を弱らせてしまうリスクはありますが、インプラントは歯がないところに人工の根を埋め込み、その上に被せ物をを立てるため、周りの歯に負担をかけることがありません。天然の歯と変わりないぐらい本来の咬みごたえが復活します。

つまり、補綴専門医・指導医ということは、
「被せ物」
「入れ歯」
「ブリッジ」
「インプラント」

などに精通している歯科医師と言えるわけです。

四国を代表する歯科医師

・徳島大学歯学部第一期生として、四国の歯科医療を支え続けています

私は徳島大学歯学部の第一期生。歯学部の最初の卒業生です。当時は本当に苦労しました。なんといっても、お手本となる先輩たちが全くいませんから、勉強も手探り状態。そのため、当時の苦労を共にしてきた仲間とは今でも繋がりが強いです。

徳島大学歯学部臨床教授を務めています

また、2009年から、母校である徳島大学歯学部の臨床教授を務めています。歯学部の学生を学外の医院で実習させるために指導に当たる協力ドクターのことです。

臨床教授になるためには、大学からの推薦や、長年の臨床の経験が必要です。徳島県内では、徳島大学歯学部の臨床教授は、わずか10人未満。もちろん、臨床教授だからすごい!というワケでは無いのですが、実績と経験を大学からも評価されている、というひとつの目安にはなるかと思っています。

年間30~40の学会・講習会・セミナーに参加

近年の歯科業界の進歩はめざましく、ちょっと勉強をしていないと、すぐに取り残されてします。そこで、私は定期的に徳島・東京・大阪・神戸などの県外の勉強会に参加。その数、2011年度は年間約30回以上にものぼりました。

特に最近では、インプラント先進国である「韓国」に行って勉強することも多いです。韓国は御存知の通り、美容関連には非常に関心の高い国。インプラント治療も同様です。そのため、インプラント症例数が多く、その医療技術は本当に目覚ましいものがありますね。

サージテル(歯科用拡大鏡)

何でも気軽に話しやすい。「女性ドクター」も在籍しています

当院で扱う自費治療の素材

サージテル(歯科用拡大鏡)

精密な歯科治療では、裸眼では見ることができない精密さが要求されます。当院では、サージテル(歯科用拡大鏡)を使うことで、「精密な治療」を実現しています。

<サージテルが活躍する歯科治療>

・虫歯治療
・歯周治療
・審美治療
・根管治療
・インプラント

<サージテル(歯科用拡大鏡)の特徴>

  • スピーディーな診療

歯の状態を的確に把握することができますので、治療スピードが向上します。

  • 治療の精度が上がる

見えにくいところまでシッカリと見ることができますので、治療精度が向上します。

  • 治療の成功率が上がる

結果的に、歯科治療の成功率が格段にアップします。

何でも気軽に話しやすい。「女性ドクター」も在籍しています

女性の方で、歯医者などに行ったときに「男性のドクターだとちょっと相談しにくいな」と感じたことはありませんか?特に女性の方の心情として、なんとなく男性には言いづらいことも、女性同士なら話せるということもあるのではないでしょうか。

当院では女性のドクターも在籍しておりますので、ご安心ください。実際、

「女性同士だから話しやすい」
「同じ女性として、女性ならではの視点からアドバイスを貰える」
「子供が女性の先生だと安心する」

と言ってくれる方も少なくありません。患者さまが何を希望されているのかをきちんと理解して、患者さまにとって一番いい治療法をご提供させていただきます。

「小学生でも理解できる」そんな分かりやすい説明を心がけます

患者さまがたとえ小学生の方だったとしても、治療内容を理解できるような説明を心がけています。
「小学生でも理解できる」そんな分かりやすい説明を心がけます

とにかく、難しい用語・概念は、できるだけ噛み砕いて説明。だれでも分かる「例え」を使って説明ができるように心がけています。必要あれば、絵や写真など、視覚で理解ができるように心がけています。

「患者さまが望んでいるのは何か?」
また、当然ですが、「患者さまが望んでいるのは何か?」を理解することは大切です。歯科医療はともすれば、ドクターの押し付け治療になってしまうケースも多いので。そうならないように、患者さまの目をみて、「患者さまが本当にハッピーになるためには、どうすればいいだろうか?」を考えながら、カウセリングをしています。
しかしながら、患者さまの言いなりになるのは、違うと思っています

やはり、こちらはプロですから。患者さまの希望をできるだけ叶えるようにした上で、患者さまのデメリットになるようなことは絶対にオススメしません。

例え患者さまに嫌われても、いつも、自分の信念というものをシッカリ照らし合わせ、最良の治療だけを提案するようにしています。そうすれば、ほとんどの患者さまは分かってくれますね。「治療を断ったこと」でトラブルになったケースはほとんどありません。

痛みの少ない治療を目指します

当院では、しっかりと麻酔をかけて治療を行いますので、治療の痛みはほとんどありません。また、治療前の麻酔そのものの不快感も取り除くようにしています
麻酔の痛みそのものも軽減
痛みの少ない治療を目指します

歯科治療では、痛みを抑えるために、「麻酔」をかけますが、「麻酔そのものが痛かった」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では、麻酔のときは、表面麻酔を使用し、麻酔の痛みそのものも軽減するようにしています。

表面麻酔とは、皮膚や粘膜の知覚を麻痺させるために行う麻酔法のこと。塗り薬のように患部に直接塗ることで、麻酔針を注入する際の「チクリ」をできるだけ減らすことができます。

麻酔薬の注入時にも、高度な技術を使います
麻酔の針の刺さる痛みを抑えても、その後には麻酔薬を注入する痛みがあります。その痛みは、麻酔を注入するスピードによる余計な圧力です。長年の診療経験を活かしたテクニックにより、ゆっくりと麻酔注入。麻酔を入れるときの、痛み・不快感を抑えています。

【当院の特徴3】歯科技工士と密な連携

当院では、歯科医師や歯科衛生士が技工所の歯科技工士と 密な連携を図ることで、速やかかつ精度の高い対応が実現しています。
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