2026.04.03
インプラントは、失った歯を補う治療方法として広く行われています。しかし、天然の歯と同じように、インプラントの周囲にも炎症が起こることがあります。これを「インプラント周囲炎」と呼びます。初期段階では自覚症状が少ないため、気づかずに進行する場合もあります。異常に早く気づくためには、日頃から状態を確認することが大切です。今回は、インプラント周囲炎のセルフチェック方法や見分け方、放置するリスクについて、徳島市の歯医者 すずき歯科が解説します。
目次
インプラント周囲炎とは、インプラントのまわりの歯ぐきや骨に炎症が起こる状態です。初期は痛みが少ないこともあり、気づかないまま進行する場合があります。そのため、歯ぐきの変化などを知っておくことが大切です。
炎症が起こると、インプラント周囲の歯ぐきが赤くなったり、ふくらんだように見えることがあります。歯ぐきの色が普段より濃く見える場合は、炎症のサインの可能性があります。
歯ブラシや歯間ブラシを使ったときに出血が見られる場合、歯ぐきに炎症が起きている可能性があります。刺激による一時的な出血もありますが、同じ場所で続く場合は注意が必要です。
炎症が続くと歯ぐきが下がり、インプラントの金属部分が見えることがあります。見た目の変化は、周囲の組織に影響が出ている可能性を示すサインの一つです。
炎症が歯ぐきだけでなく骨に広がると、インプラントを支える骨が減少することがあります。骨の状態は見た目だけでは判断しにくく、歯医者での検査で確認することがあります。
骨の支えが弱くなると、インプラントにぐらつきや噛みにくさを感じる場合があります。以前と噛み心地が変わったと感じた場合は、状態の確認が必要になることがあります。
こうしたインプラント周囲の変化を知っておくことが、早めに気づくきっかけにつながる場合があります。
インプラント周囲炎は初期の段階では自覚症状が少ないことがあります。そのため、日頃からお口の状態を確認するセルフチェックを行うこと大切です。
歯みがきの際に鏡を使い、インプラント周囲の歯ぐきの色や形を確認する習慣をつけましょう。赤みや腫れが見られる場合は、炎症が起きている可能性があります。
歯ブラシや歯間ブラシを使ったときにインプラント周囲から出血がないか確認します。出血が繰り返し見られる場合は、歯ぐきに炎症が起きている可能性があります。
インプラント周囲に汚れが残ると細菌が増え、においの原因になることがあります。以前より口臭が気になる場合は、清掃状態を見直すきっかけになることがあります。
食事の際に噛んだときの違和感や軽い痛みを感じることがあります。以前と噛み合わせの感覚が異なると感じた場合は、インプラント周囲の状態が変化している可能性があります。
歯ぐきを軽く押したときに膿のようなものが出る、ねばつきがあると感じる場合は炎症が進んでいる可能性があります。
セルフチェックは異常を早く見つけるための一つの方法です。気になる症状が続く場合は、自己判断せず歯科医師に相談することが大切です。
インプラント周囲炎は、初期の段階で対応することが大切です。炎症が周囲の粘膜に限局していれば、元通りに直ることがありますが、炎症が周囲の骨まで及ぶと元に戻らないことがあります。初期の症状を放置すると、インプラントの安定性に影響が出る場合があります。
炎症が続くと、インプラントを支えている骨が徐々に減少します。骨の吸収が進むと、インプラントの支えが弱くなる可能性があります。
骨の減少が大きくなると、インプラントが固定できなくなることがあります。結果として、インプラントが脱落する可能性もあります。
症状が進行すると、歯ぐきの治療や骨の再生処置などが必要になることがあります。早期に対応する場合と比べ、治療内容が増えることがあります。
炎症が広がると、周囲の歯ぐきにも影響が及ぶことがあります。口腔内全体の環境が悪化する可能性もあるため注意が必要です。
炎症部分には細菌が増えやすく、口臭の原因になることがあります。口腔内の衛生状態を維持するためにも、早めの対応が重要です。
インプラント周囲炎は、進行するほど対応が難しくなる場合があります。小さな変化の段階で気づき、適切なケアを受けることが重要です。
徳島県徳島市の歯医者 すずき歯科では、歯を失った部分の機能回復を目的としてインプラント治療を行っています。
インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に被せ物を装着して噛み合わせや見た目を補う治療法です。
インプラント治療に関するセミナーで講師を務めた経験のある院長が、これまでの外科的処置の知見を活かし、難しい症例にも対応できる体制を整えております
骨が少ないなどの理由で他院で断られてしまった方のご相談も受け付けております。
当院は、インプラントやむし歯治療、マウスピース矯正など目的に合わせた個別の口腔内スキャナー(お口の中を3Dで撮影する機器)を使用しています。
使い分けをすることにより、患者さんの口腔内の情報を精緻に把握するようにしております。
矯正や補綴の知識も踏まえ、噛み合わせや見た目の調和を考慮した治療計画を立てています。特に前歯の症例では自然さを重視した設計を行っています。
当院では技工士が常駐し、患者さん一人ひとりのお口に合った詰め物を短期間で提供できるよう努めています。
徳島県徳島市でインプラント治療をご検討の方は、まずは初診相談をご利用ください。症状や治療方法について丁寧にご説明いたします。
インプラント周囲炎は、歯ぐきの腫れや出血、口臭などの症状から気づくことがあります。セルフチェックで異常を見つけることは早期対応につながりますが、放置すると骨の減少やインプラントの脱落につながる可能性があります。日頃のセルフケアと歯医者での定期検診を組み合わせることが重要です。インプラントやインプラント周囲炎についてお悩みの方は、徳島市の歯医者 すずき歯科までお問い合わせください。
【経歴】
1983年 徳島大学歯学部 卒業
1987年 徳島大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士 取得)
1987年 徳島大学歯学部 助手
1989年 徳島大学歯学部附属病院 第二補綴科 外来医長
1992年 徳島大学歯学部にブローネマルクインプラントを導入
2000年 徳島大学歯学部附属病院 講師
2000年 医療法人すずき歯科 開設(徳島市住吉)
2003年 医療法人すずき歯科 法人化
2020年 医療法人すずき歯科 移転開設
【所属学会・スタディーグループ】
・日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
・日本口腔インプラント学会(専門医)
・MID-G 役員
【修了セミナー・研究分野】
・ブローネマルクインプラント研究
・顎運動のコンピュータ解析(シミュレーション研究)
・補綴および顎機能回復に関する臨床・教育活動
・外科手術・オペノートによる症例記録研究
【専門分野】
・補綴歯科治療(義歯・被せ物・ブリッジなど)
・インプラント治療
・咬合・顎機能再建
・口腔リハビリテーション
・補綴治療(セラミック)
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