2026.04.02
インプラント治療は、失った歯を補う方法の一つですが、あごの骨の量や厚みが不足していると、インプラントを埋入できない場合があります。そのような場合に検討される処置が「骨造成」です。骨造成とは、インプラントを支えるため不足している骨を補う治療で、骨の状態に応じていくつかの方法があります。骨の状態は見た目だけでは判断できないため、CTなどによる精密検査で状態を確認することが大切です。今回は、骨造成とはどのような治療なのか、インプラント治療で行われる骨造成の種類について、徳島市の歯医者 すずき歯科が解説します。
目次
インプラントは、あごの骨に人工歯根を埋め込んで歯を支える治療です。骨の量や厚みが不足している場合には、骨造成が必要になる場合があります。
むし歯や歯周病、抜歯後の放置などにより骨は徐々に吸収されます。骨量が不足するとインプラントが安定しにくくなるため、不足した骨を補う処置が検討されます。
骨造成とは、骨の足りない部分に人工骨や自家骨を補填し、骨の再生を促します。時間をかけて骨が作られるのを待つことで、インプラントを支える土台を整えます。
患者さん自身の骨を用いる方法や、人工の骨補填材を使用する方法があります。それぞれに特徴があり、骨の状態や治療計画に応じて選択されます。
骨の幅が足りない場合や、上あごで骨の高さが不足している場合などが代表的なケースです。事前のCT検査などで骨量を確認します。
骨造成は単独で行う場合と、インプラント埋入と同時に行う場合があります。骨の状態や全身状況を踏まえ、段階的に治療計画を立てます。
骨造成は、インプラント治療を行うための土台となる骨を整える処置です。適切な診査と治療計画に基づき進めることが大切です。
骨造成にはいくつかの方法があり、骨の不足している部位や量によって使い分けられます。ここでは主な骨造成の種類と特徴を解説します。
骨の幅が不足している場合などに行われる方法です。骨補填材を入れた後、特殊な膜で覆い周囲の組織が入り込まないようにし、骨の再生を促します。骨造成の中でも比較的多く用いられる方法の一つです。
上あごの奥歯部分で骨の高さが大きく不足している場合に行われる方法です。上あごの空洞である上顎洞の粘膜を持ち上げ、その下に骨補填材を入れて骨の高さを確保します。
サイナスリフトと同様に上あごで行われますが、骨の不足が比較的軽度な場合に選択される方法です。インプラントを固定できるだけの骨の厚みがある場合は、インプラント埋入と同時に行うことがあり、処置範囲が比較的小さい点が特徴です。
骨の欠損が大きい場合に行われる骨造成で、塊状の骨を移植する治療です。主に患者さん自身の骨を使用し、移植した骨を固定します。広い範囲の骨不足に対応する方法です。
抜歯と同時に骨補填材を入れ、骨の吸収を抑える処置です。将来インプラント治療を検討している場合に行われることがあります。抜歯後の骨の減少を抑えることを目的としています。
骨造成には複数の種類があり、骨の状態やインプラント治療の計画によって適した方法が異なります。事前に検査や説明を受けてから進めることが大切です。
骨造成は段階を踏んで計画的に進められます。事前準備から治療後の経過観察まで、流れを理解しておくことが大切です。
レントゲンやCT撮影を行い、骨の厚みや高さ、神経や上顎洞との位置関係を確認します。その結果をもとに骨造成の必要性を判断し、立体画像で骨の状態を把握します。
骨造成の方法や治療期間、通院回数、考えられるリスクなどについて説明を受けます。全身状態や服薬状況も確認し、無理のない治療計画を立てます。疑問点がある場合は事前に相談しておくことが大切です。
局所麻酔下で歯ぐきを開き、必要な部位に骨補填材や移植骨を入れます。処置内容によってはインプラント埋入を同時に行う場合もあります。
骨造成後は骨が安定するまで数か月程度の治癒期間を設けます。この間に新しい骨が形成され、インプラントを支える土台が整います。
骨が十分に形成されたことを確認後、インプラントを埋入します。その後人工歯を装着し、噛み合わせを調整します。装着後も定期的に状態を確認します。
骨造成は治療期間が長くなる場合がありますが、段階的に進めることでインプラントを支える骨の土台づくりにつながります。事前の説明を受け、治療内容を理解してから進めることが大切です。
徳島県徳島市の歯医者 すずき歯科では、歯を失った部分の機能回復を目的としてインプラント治療を行っています。
インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に被せ物を装着して噛み合わせや見た目を補う治療法です。
インプラント治療に関するセミナーで講師を務めた経験のある院長が、これまでの外科的処置の知見を活かし、難しい症例にも対応できる体制を整えております
骨が少ないなどの理由で他院で断られてしまった方のご相談も受け付けております。
当院は、インプラントやむし歯治療、マウスピース矯正など目的に合わせた個別の口腔内スキャナー(お口の中を3Dで撮影する機器)を使用しています。
使い分けをすることにより、患者さんの口腔内の情報を精緻に把握するようにしております。
矯正や補綴の知識も踏まえ、噛み合わせや見た目の調和を考慮した治療計画を立てています。特に前歯の症例では自然さを重視した設計を行っています。
当院では技工士が常駐し、患者さん一人ひとりのお口に合った詰め物を短期間で提供できるよう努めています。
徳島県徳島市でインプラント治療をご検討の方は、まずは初診相談をご利用ください。症状や治療方法について丁寧にご説明いたします。
インプラント治療で骨が不足している場合、インプラントを支える土台を整える処置として骨造成が行われることがあります。骨造成の方法や治療の流れ、注意点を理解しておくことは、治療を検討する際の判断材料になります。あごの骨の状態や全身の健康状態によって適した治療内容は異なるため、事前の検査と歯科医師の説明を受けたうえで検討することが大切です。インプラント治療でお悩みの方は、徳島市の歯医者 すずき歯科までお問い合わせください。
【経歴】
1983年 徳島大学歯学部 卒業
1987年 徳島大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士 取得)
1987年 徳島大学歯学部 助手
1989年 徳島大学歯学部附属病院 第二補綴科 外来医長
1992年 徳島大学歯学部にブローネマルクインプラントを導入
2000年 徳島大学歯学部附属病院 講師
2000年 医療法人すずき歯科 開設(徳島市住吉)
2003年 医療法人すずき歯科 法人化
2020年 医療法人すずき歯科 移転開設
【所属学会・スタディーグループ】
・日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
・日本口腔インプラント学会(専門医)
・MID-G 役員
【修了セミナー・研究分野】
・ブローネマルクインプラント研究
・顎運動のコンピュータ解析(シミュレーション研究)
・補綴および顎機能回復に関する臨床・教育活動
・外科手術・オペノートによる症例記録研究
【専門分野】
・補綴歯科治療(義歯・被せ物・ブリッジなど)
・インプラント治療
・咬合・顎機能再建
・口腔リハビリテーション
・補綴治療(セラミック)
投稿者: