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痛みを減らしてスピードアップ! “タイパ矯正”で効率的に理想の歯ならびを

2025.11.27

インビザラインを“加速”させる新オプション『デンタルヘルスガード』

「忙しい毎日でも、歯並びを整えたい」
「痛みやストレスを最小限に、スマートに矯正したい」

そんな方に朗報です。

すずき歯科では、インビザライン矯正の効率を高める次世代デバイス、 PBM ヒーリング株式会社の『デンタルヘルスガード』を導入しました。

―― 光の力で歯の移動を促進し、痛みを軽減する――

 まさに、“タイパ(タイムパフォーマンス)重視”の方にぴったりの装置です。

インビザライン含む矯正の課題とPBM療法の可能性

近年、透明で目立ちにくいインビザライン矯正は、多くの患者様に選ばれるようになりました。

でも、「痛みがあるのではと気になって治療を決断できない」「矯正は治療期間が長いので今の自分には難しい」という声も少なくありません。

インビザライン矯正は、従来のワイヤー矯正と比べて快適で審美的な治療法ですが、たとえどの矯正治療を選択しても、歯を動かす際には「骨の代謝(リモデリング)」が必要であり、この過程で「痛み」や「圧迫感」を感じることがあります。

また、歯の移動スピードには個人差があり、治療計画通りに進まない場合は治療期間が延びることもあります。

そこで注目されているのが、『PBM=フォトバイオモジュレーション(光生体調整療法)』による「生体反応の活性化」です。

特定の波長の光を歯肉や骨に照射することで、細胞の代謝を高め、血流改善・炎症の軽減・骨形成の促進が期待されています。

デンタルヘルスガードは、歯を動かす際に生じる可能性が有る痛みや、治療期間の長さという、矯正治療におけるネックを解決するために誕生した加速装置です。

歯の動きをスムーズにし、痛みを抑えながら治療スピードを高めます。

デンタルヘルスガードとは?

PBMヒーリング株式会社が開発したデンタルヘルスガードは、PBM技術を応用した歯科専用の光照射デバイスです。

医療グレードのシリコン素材を使用した、約40グラムと軽量のマウスピース型装置をお口に装着すると、安全な波長の近赤外光が歯肉組織に届き、歯の移動を助ける細胞(破骨細胞・骨芽細胞)の働きをサポートします。

1回の使用時間は数分程度で、患者さまご自身で簡単に扱えるのも特徴です。

痛みを伴う処置ではなく、リラックスしながら使えるホームケア型の補助装置として人気が高まっています。

デンタルヘルスガードを用いるメリット

インビザライン矯正に、デンタルヘルスガードを併用することで、以下のような効果が期待できます。

①治療スピードの向上

光刺激により骨代謝が活発化し、歯の動きがスムーズに。

治療期間の短縮が期待できます。

②痛みや不快感の軽減

光照射による血流改善と炎症抑制作用で、装着初期の痛みを和らげます。

➂治療のモチベーション維持

不快感の軽減や治療期間の短縮により、患者様が前向きに矯正を続けやすくなります。

④生活の質を落とさない

在宅で1回数分の使用で済むため、忙しいビジネスパーソンでも継続しやすい装置です。

⑤安全性の高さ

非侵襲的で副作用が少なく、仕事やスポーツなど日常生活に支障をきたさない点も大きな利点です。

どんな人におすすめ? 

デンタルヘルスガードは、以下のような方に特におすすめです。

①仕事も見た目も妥協したくないビジネスパーソン
②常に効率を意識するタイパ重視派
➂痛みやストレスを避けたい矯正初心者
④限られた時間で成果を出したい方

デンタルヘルスガードは、使用する人の年齢制限はありません。

インプラントに対しても、骨と結合したインプラントにおいて使用上問題はありません。

歯を動かすと歯根吸収(歯の根がわずかに溶けて短くなる現象)が起こることがありますが、デンタルヘルスガードを使用することによって歯根吸収が促進されることはなく、使用の有無に関わらず結果に相違はないと報告されています。

禁忌・注意が必要なケース

一方で、以下のような場合は使用を控える、あるいは歯科医師の判断が必要です。

①光過敏症や、特定の光線に対してアレルギー反応を起こす方
②光線過敏症、またはそれを引き起こす可能性のある薬を服用中の方
➂がん治療中、または放射線治療を受けている方
④口腔衛生状態の悪い方
⑤骨粗鬆症の薬を服用中の方
⑥てんかんの方
⑦歯周病、または急性口腔感染の方
⑧心臓にペースメーカーを入れている方
⑨妊娠中・授乳中の方(安全性データが十分でないため)

これらのケースでは、担当医がリスクを十分評価したうえで使用の可否を判断します。

実際の使い方:スマートに続けられる5ステップ 

①ケーブル接続

加速装置のケーブルをバッテリーパックに接続します。

②電源を入れる

バッテリーパックのスイッチを入れます。

③装着(上顎)

アライナーを装着した状態で、加速装置を口の中に装着し、上顎の真ん中に合うように配置します。

前歯を目安に、軽く噛んで適切な位置に固定します。

④タイマー作動

加速装置に接続されたスイッチボタンを押すと、光が自動照射されます。

使用中はボタンがオレンジ色に光ります。

約4分後に「ピー」という音が鳴り、オレンジのライトが消灯します。

⑤装着(下顎)

アライナーを装着した状態で、加速装置を裏返して、下顎にも上顎と同様に装着してください。

上顎 4分 + 下顎 4分 = 合計 8分間と、スキマ時間に完了できます。

朝の支度中や寝る前など、ルーティンに組み込みやすく、仕事やプライベートの合間でも無理なく続けられる、手間のかからない矯正サポート”です。

使用後は、水洗い、タオルドライ、自然乾燥を行ってください。

水没や、歯みがきペースト、マウスウォッシュ、洗剤の使用は避けてください。

当院が加速装置を導入した理由

矯正治療は「時間」と「快適さ」がカギです。

当院では、患者様の矯正治療の質を保ちながら効率を高めるために、科学的根拠に基づいたPBM技術を採用しています。

デンタルヘルスガードは、短期間で結果を出したい方のための新たな選択肢です。

痛みの軽減のみならず、治療の手間を減らし、歯並び改善のスピードを一段と高めます。

患者様の矯正治療の満足度を高める画期的な装置としてこの度導入いたしました。

まとめ:タイパ重視の矯正時代へ

インビザライン矯正における「痛み」や「治療期間の長さ」は、患者様が治療をためらう大きな要因でした。

しかし、デンタルヘルスガードの登場により、より快適でスピーディーな矯正治療が可能になりつつあります。

「治療に時間を取られたくない」
「でも、歯ならびはきれいに整えたい」

そんな方にこそ、デンタルヘルスガードは最適です。

スマートに、美しく、効率的に。

あなたのライフスタイルにフィットする次世代の矯正サポートを、ぜひ体感してください。

ご相談ください

インビザライン矯正に興味はあるけれど、「痛み」「期間」「忙しさ」がネックになっている方。

矯正治療は、見た目の美しさだけでなく、歯や歯周組織(歯肉や歯槽骨)を守り、咬合のバランスを整えることで、歯を長持ちさせるための基盤となります。

未来の健康への自己投資です。

当院では、矯正治療を安心して受けていただけるよう、あなたのライフスタイルに合わせた最 適なプランを提案いたします。

参考

・PBM ヒーリング株式会社 公式サイト
・厚生労働省「光線療法に関する医療機器の安全性ガイドライン」
・日本矯正歯科学会「マウスピース型矯正装置の臨床的留意点」

投稿者:医療法人すずき歯科(tokushima-dent.jp)