医院ブログ

歯を全部抜く場合の治療方法とは?インプラント治療とその他の選択肢

2026.02.10

重度のむし歯や歯周病が進行すると、歯を残すことが難しくなり、すべて抜歯を検討する場面が出てくることがあります。その際に気になるのが、抜歯後の治療方法や選択肢、インプラントを含むそれぞれの治療の特徴ではないでしょうか。治療の流れや選び方をあらかじめ理解しておくことで、将来の生活を見据えた判断につながりやすくなります。今回は、インプラント治療を中心に、歯を全部抜く場合の主な治療方法とそのメリット・デメリットについて、徳島市の歯医者 すずき歯科が解説します。

 

1. 歯を全部抜く場合の主な治療方法とは?インプラントを含む主な選択肢

抜歯後は、噛む機能をどの治療方法で補うかが、治療選択の大きなポイントといえます。ここでは、代表的な三つの治療方法とそれぞれの特徴を解説します。


①インプラント(オールオンフォーなど)

インプラント治療は、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に固定式の人工歯を装着する方法です。歯をすべて失った場合でも、数本のインプラントで全体の歯を支える治療(オールオンフォーなど)が選択されることがあります。治療にあたっては、顎の骨の量や状態を事前に評価することが重要です。

②インプラントオーバーデンチャー

インプラントを2〜6本埋入し、入れ歯を固定する補助として用いる方法です。総入れ歯より安定しやすく、完全固定のインプラントより費用の負担を抑えやすい場合があります。取り外し式のため清掃もしやすい点が特徴です。

③総入れ歯

総入れ歯は、歯ぐき全体で支える取り外し式の人工歯です。歯をすべて失った場合でも外科的処置をせずに、対応しやすい治療方法で、比較的多く選ばれる傾向があります。素材や形状によって装着感に違いが出ることがあり、使用しながら調整を行っていく場合もあります。

抜歯後の治療方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれ噛み心地や管理のしやすさが異なることがあります。まずは、どのような治療方法があるのか全体像を把握しておくことが、自分に合った方法を選ぶ第一歩になるでしょう。


2. インプラントを含む、歯を全部抜く場合の治療方法ごとのメリット

治療方法によって、噛み心地や安定感、日常での使いやすさは異なることがあります。ここでは、インプラント、インプラントオーバーデンチャー、総入れ歯それぞれのメリットについて解説します。

 

①インプラントのメリット

インプラントは固定式で、噛む力を支えやすい構造とされています。そのため、食事の際に安定感を得やすい点が特徴です。取り外しの必要がないことから、自分の歯に近い使用感を得ることができます。さらにご自身で人口の歯を外す必要がないということは、精神的にも安心感を得ることができます。

②インプラントオーバーデンチャーのメリット

総入れ歯に比べて動きが少なく、噛む際の安定感につながりやすい方法です。入れ歯は取り外し式なので、毎日の清掃がしやすく、口腔内と装置をそれぞれ清潔に保ちやすい点も特徴です。また、インプラントの埋入本数を抑えやすく、外科処置や費用の負担とのバランスを考えながら選べる場合があります。

③総入れ歯

外科処置を行わずに作製できることが多く、治療の負担を抑えやすい傾向があります。取り外し式であるため自宅で外して洗浄でき、衛生的に保ちやすい点も特徴です。また、素材や設計によっては保険診療で作製できる場合があり、費用の負担を抑えやすいといわれています。

それぞれの特徴を知ることで、自分の生活に合う治療法を選びやすくなるでしょう。

 

3. インプラントを含む、歯を全部抜く場合の治療方法ごとのデメリット

それぞれの治療方法にはメリットだけでなく、注意しておきたいデメリットや限界もあります。事前にデメリットを理解しておくことで、「思っていたのと違う」と感じる場面を減らしやすくなります。


①インプラントのデメリット

インプラント治療では基本的に外科手術が必要となるため、体への負担や手術に対する心理的な不安を感じる方もいるでしょう。治療期間が比較的長く、骨とインプラントがなじむまでの待機期間も必要とされています。また、自費診療となることが多く、費用が高くなりやすい点にも注意が必要です。

②インプラントオーバーデンチャーのデメリット

インプラントオーバーデンチャーも、インプラントを埋め込む外科処置が必要とされています。入れ歯部分は取り外し式で清掃しやすい一方、インプラントと連結する金具やアタッチメント部分には汚れが残りやすく、丁寧な清掃が求められます。

③総入れ歯のデメリット

総入れ歯は歯ぐきで支える構造のため、噛む力が自分の歯の約5分の1程度の噛む力しか発人の噛む力は 50kg以上 と言われております 。総入れ歯になると この1/5 程度しか噛む力が発揮できませんので 硬いものは噛めないということになります。また、入れ歯がずれたり、浮いたように感じたりして、硬い物や粘りのある食べ物が食べにくくなることもあります。

さらに、入れ歯を入れることによって支えている 顎の骨が徐々に痩せていきます。
通常2年から3年すると 顎の骨が痩せて入れ歯が合わなくなりますので 作り替えが必要になります。このように定期的な調整や作り替えが必要になります。

どの治療方法にもメリットとデメリットがあり、一人ひとりにとって適した選択は異なることがあります。自分の体調や生活スタイル、希望する噛み心地や見た目を踏まえたうえで、少しずつ情報を整理していくことが大切です。

 


4.徳島市の歯医者 すずき歯科のインプラント治療

徳島県徳島市の歯医者 すずき歯科では、歯を失った部分の機能回復を目的としてインプラント治療を行っています。
インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に被せ物を装着して噛み合わせや見た目を補う治療法です。

【徳島県徳島市の歯医者すずき歯科のインプラントの特徴】

インプラントの特徴①:大学病院でのインプラント治療経験が豊富で、かつ日本で最も権威のある日本口腔インプラント学会の専門医が在籍。

インプラント治療のセミナー講師も務める院長は、大学病院での外科的な処置の経験を活かし、あらゆる難症例にも対応しております。
骨が少ないなどの理由で他院で断られてしまった方のご相談も受け付けております。

インプラントの特徴②:目的に合わせた機材の使用

当院は、インプラントやむし歯治療、マウスピース矯正など目的に合わせた個別の口腔内スキャナーを使用しています。
使い分けをすることにより、患者さんの口腔内の情報を精緻に把握するようにしております。

インプラントの特徴③:噛み合わせや見た目にも配慮

矯正や補綴の知識も踏まえ、噛み合わせや見た目の調和を考慮した治療計画を立てています。特に前歯の症例では自然さを重視した設計を行っています。
当院では技工士が常駐し、患者さん一人ひとりのお口に合った詰め物を短期間で提供できるよう努めています。

徳島県徳島市でインプラント治療をご検討の方は、まずは初診相談をご利用ください。症状や治療方法について丁寧にご説明いたします。

まとめ

歯を全部抜いた後の主な治療方法としては、インプラント、インプラントオーバーデンチャー、総入れ歯などがあり、それぞれに特徴があります。メリット、デメリットを理解し、自分の体の状態や費用などを総合的に見たうえで治療方針を決めることが大切です。また、どの治療を選んだ場合でも、治療後のメンテナンスと日々のセルフケアが、口腔内の状態を守るうえで欠かせません。歯を全部抜く場合の治療方法やインプラントについてお悩みの方は、徳島市の歯医者 すずき歯科までお問い合わせください。

 

監修:医療法人すずき歯科 院長 鈴木 温(すずき あつし)

【経歴】
1983年 徳島大学歯学部 卒業
1987年 徳島大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士 取得)
1987年 徳島大学歯学部 助手
1989年 徳島大学歯学部附属病院 第二補綴科 外来医長
1992年 徳島大学歯学部にブローネマルクインプラントを導入
2000年 徳島大学歯学部附属病院 講師
2000年 医療法人すずき歯科 開設(徳島市住吉)
2003年 医療法人すずき歯科 法人化
2020年 医療法人すずき歯科 移転開設

【所属学会・スタディーグループ】
・日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
・日本口腔インプラント学会(専門医)
・MID-G 役員

【修了セミナー・研究分野】
・ブローネマルクインプラント研究
・顎運動のコンピュータ解析(シミュレーション研究)
・補綴および顎機能回復に関する臨床・教育活動
・外科手術・オペノートによる症例記録研究

【専門分野】
・補綴歯科治療(義歯・被せ物・ブリッジなど)
・インプラント治療
・咬合・顎機能再建
・口腔リハビリテーション
・補綴治療(セラミック)


投稿者:医療法人すずき歯科(tokushima-dent.jp)