2026.02.18
インプラント治療では、人工歯根を埋め込んだ後すぐに最終的な歯が入るわけではなく、治療の途中段階で「仮歯」を使用する期間があります。仮歯は一時的なものと思われがちですが、実は見た目だけでなく、噛み合わせやお口全体のバランスを整えるためにも重要な役割を担っています。仮歯の過ごし方や扱い方によっては、その後の治療結果にも影響することがあります。今回はインプラントの仮歯の役割や重要性、注意点について、徳島市の歯医者 すずき歯科が解説します。
目次
インプラント治療における仮歯は、単に見た目を補うためだけのものではありません。治療期間中の不便を軽減しつつ、最終的な仕上がりを見据えて調整を行うために、重要な役割を担っています。
前歯など目立つ部位では、歯がない状態が続くと見た目が気になることがあります。仮歯を入れることで、日常生活や会話の際の見た目を保ちやすくなります。
歯が抜けたままだと、発音が不明瞭になることがあります。仮歯は舌の動きを補助し、会話がしやすい状態を維持する役割も担います。
仮歯は歯ぐきの形を整えるためにも使われます。最終的な歯が入る前に、歯ぐきのラインを整えることで、自然な仕上がりを目指しやすくなります。
歯がない状態が続くと、周囲の歯が動いてしまうことがあります。仮歯を入れることで、歯並びや噛み合わせの乱れを防ぎやすくなります。
仮歯を使うことで、噛み心地や違和感の有無を確認できます。問題点があれば、最終的な歯を作る前に調整できる点も重要です。
これらの役割を通じて、仮歯はインプラント治療の土台を支え、治療全体を安定させるための大切な工程となっています。
インプラント治療では、見た目だけでなく噛み合わせの調整が欠かせません。噛み合わせは日常の食事や会話、顎の動きにも関係するため、慎重に確認する必要があります。その過程で仮歯は重要な役割を果たします。
仮歯を装着した状態で実際に噛むことで、噛み合わせの高さやバランスを確認できます。違和感があれば調整を行い、無理のない状態を探ります。
噛み合わせが合っていないと、顎や周囲の歯に負担がかかることがあります。仮歯を通じて、噛んだときの力のかかり方を確認します。
実際の食事を通して、噛みにくさや痛みがないかを確認します。日常生活での使用感を把握できる点も仮歯の大きな役割です。
仮歯の形や大きさ、噛み心地をもとに、最終的な人工歯を作製します。仮歯は完成形を考えるための参考資料として活用されます。
具体的には、噛んだ時にベロ や ほっぺたを噛まない、 ものが挟まったりしない、ブラッシングが適切にできる、発音に問題がない、などの問題点を この仮歯で確認します。
もし問題があれば これらの問題を解決した上で本物の歯に置き換えます。 仮歯はプラスチックでできているのでその場で削ったり足したりすることができ、形を容易に調整することが可能です。この仮歯をしばらく使用していただき、全く問題ないのを確認してからその形を最終的な上部構造(セラミック等)に置き換えます。こうすることよって上部構造を装着する際に問題を生じることはありません。
噛み合わせが安定することで、インプラントや周囲の歯への負担を抑えやすくなります。仮歯での確認は、将来を見据えた大切な工程です。
このように、仮歯は理想的な噛み合わせを作るために欠かせない存在であり、治療全体の質を高める役割を担っています。
仮歯のトラブル時には、自己判断を避け、歯医者の指示を仰ぐことで、治療計画への影響を抑えやすくなります。ここでは、仮歯にトラブルが起こったときの対処法についてまとめます。
取れた仮歯を自己判断で接着するのは避けましょう。位置がずれると噛み合わせに影響することがあります。
仮歯がない状態が続くと、歯ぐきや周囲の歯に影響が出ることがあります。早めに歯医者へ相談しましょう。
外れた仮歯は、汚れを軽く洗い流し、乾燥しないよう保管すると再装着しやすくなります。
仮歯は強度が高くないため、硬い食べ物を噛むと破損することがあります。食事内容に注意が必要です。
グラつきや違和感がある場合も、放置せず相談することが大切です。早期対応が治療を円滑にします。
仮歯のトラブル時には、自己判断を避け、歯医者の指示を仰ぐことで、治療計画への影響を抑えやすくなります。また、違和感がなくても異常を感じた場合は早めに確認を受けることで、思わぬトラブルを防ぎやすくなります。
徳島県徳島市の歯医者 すずき歯科では、歯を失った部分の機能回復を目的としてインプラント治療を行っています。
インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に被せ物を装着して噛み合わせや見た目を補う治療法です。
インプラント治療に関するセミナーで講師を務めた経験のある院長が、これまでの外科的処置の知見を活かし、難しい症例にも対応できる体制を整えております
骨が少ないなどの理由で他院で断られてしまった方のご相談も受け付けております。
当院は、インプラントやむし歯治療、マウスピース矯正など目的に合わせた個別の口腔内スキャナー(お口の中を3Dで撮影する機器)を使用しています。
使い分けをすることにより、患者さんの口腔内の情報を精緻に把握するようにしております。
矯正や補綴の知識も踏まえ、噛み合わせや見た目の調和を考慮した治療計画を立てています。特に前歯の症例では自然さを重視した設計を行っています。
当院では技工士が常駐し、患者さん一人ひとりのお口に合った詰め物を短期間で提供できるよう努めています。
徳島県徳島市でインプラント治療をご検討の方は、まずは初診相談をご利用ください。症状や治療方法について丁寧にご説明いたします。
インプラント治療における仮歯は、見た目の回復だけでなく、噛み合わせや歯ぐきの形を整えるなど、最終的な仕上がりを左右する重要な役割を担います。治療をスムーズに進めるためにも、仮歯の期間を正しく理解し、適切に過ごすことが大切です。インプラントについて不安がある方は、徳島市の歯医者 すずき歯科までお問い合わせください。
【経歴】
1983年 徳島大学歯学部 卒業
1987年 徳島大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士 取得)
1987年 徳島大学歯学部 助手
1989年 徳島大学歯学部附属病院 第二補綴科 外来医長
1992年 徳島大学歯学部にブローネマルクインプラントを導入
2000年 徳島大学歯学部附属病院 講師
2000年 医療法人すずき歯科 開設(徳島市住吉)
2003年 医療法人すずき歯科 法人化
2020年 医療法人すずき歯科 移転開設
【所属学会・スタディーグループ】
・日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
・日本口腔インプラント学会(専門医)
・MID-G 役員
【修了セミナー・研究分野】
・ブローネマルクインプラント研究
・顎運動のコンピュータ解析(シミュレーション研究)
・補綴および顎機能回復に関する臨床・教育活動
・外科手術・オペノートによる症例記録研究
【専門分野】
・補綴歯科治療(義歯・被せ物・ブリッジなど)
・インプラント治療
・咬合・顎機能再建
・口腔リハビリテーション
・補綴治療(セラミック)
投稿者: