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インプラント治療とは?基本的な仕組みと構造

2026.02.19

歯を失ったときの治療法として、インプラントという言葉を耳にする機会は多いかもしれません。しかし、具体的にインプラントとは何か、どのような仕組みで噛めるようになるのかは、意外と知られていないこともあります。治療を検討するうえでは、基本的な考え方や構造を理解しておくことが大切です。今回は、インプラントとはどのような治療なのか、その仕組みと構造について、徳島市の歯医者 すずき歯科が解説します。

 

1. インプラントはどのような治療か

インプラント治療は、失った歯の機能を補うための歯科治療の一つです。人工の部品を用いて、噛む力や見た目の回復を目指します。


①歯を失った部分を補う治療

インプラントは、むし歯や歯周病、外傷などで歯を失った部分に行う治療です。歯がない状態を放置すると、噛み合わせの乱れや周囲の歯への負担につながることがあります。

②人工歯根を用いる点が特徴

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根と呼ばれる部品を埋め込みます。これにより、歯の根の役割を人工的に再現することを目的としています。

③取り外し式の装置ではない

入れ歯とは異なり、インプラントは固定式の治療です。装着後は日常生活の中で外す必要がなく、自分の歯に近い感覚を目指します。

④治療には外科的処置が伴う

顎の骨に人工歯根を埋め込むため、インプラント治療では外科的な処置が行われます。そのため、事前の検査や全身状態の確認が重要です。

⑤すべての方に適応するわけではない

顎の骨量や健康状態によっては、インプラントが適さない場合もあります。歯科医師による診断のもと、他の治療法と比較しながら検討します。

インプラントは歯を失った機能を補う選択肢の一つであり、治療内容や条件を理解したうえで判断することが大切です。

 

2. インプラント治療はどのような仕組みで噛めるようになる?

インプラント治療は、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に固定し、その上に歯を取り付ける治療方法です。噛めるようになる理由は、構造そのものにあります。

 

①人工歯根が土台になる仕組み

インプラントでは、まず顎の骨の中に人工歯根を埋め込みます。この部分が歯の根の役割を担い、噛んだときの力を受け止めます。自分の歯と同じように、骨が支えになる構造が特徴です。

②骨と結びつくことで安定する理由

人工歯根は、時間をかけて顎の骨と強固に結びついていきます。この過程によって、人工歯根がしっかり顎の骨に固定され、動かなくなります。噛む力を安定して支えるために重要な段階です。

③人工の歯が噛む力を伝える流れ

人工歯根が安定した後、その上に連結部分(土台、アバットメント)を取り付け、人工の歯を装着します。噛む力は、人工の歯から人工歯根を通り、顎の骨へ伝わる仕組みです。力が一点に集中しにくい構造といえます。

④噛み心地につながる構造の特徴

顎の骨を直接支えとして使うため、噛んだときのぐらつきは全く起こりません。取り外し式の治療とは異なる構造ですが、骨の量や状態によって適応が変わる点には注意が必要です。

インプラント治療は、人工歯根と顎の骨を土台にして噛む力を支える仕組みです。構造を理解することで、治療方法を検討する際の参考になります。


3. インプラントとはどのような構造をしているか

インプラントは、失った歯の機能を補うために複数の部品で構成される治療です。それぞれの部品が役割を持ち、噛む力を支える仕組みとなっています。


①人工歯根

顎の骨に埋め込まれる部分で、歯の根の代わりとなる部品です。主に骨と結合しやすい金属素材が使われ、噛んだときの力を顎の骨へ伝える役割を担います。

②アバットメント

人工歯根と上部構造をつなぐ連結部分です。高さや角度を調整することで、噛み合わせや歯並びとのバランスを整え、全体の安定性に関わります。

③上部構造

お口の中で見える歯の部分にあたります。周囲の歯の色や形に配慮して作製され、見た目だけでなく、食事の際の噛みやすさにも影響します。

④三つの部品による構成

インプラントは、人工歯根、アバットメント、上部構造の三つで構成されます。それぞれが適切に機能することで、噛む力を分散し、安定した使用を目指します。

⑤定期的な調整と管理

構造自体は固定されていますが、噛み合わせの変化や清掃状態によって影響を受けます。治療後も定期的な確認とケアが重要です。

インプラントは部品ごとに役割が分かれた構造で成り立っており、全体のバランスを保つことが長期的な使用につながります。

 


4. 徳島市の歯医者 すずき歯科のインプラント治療

徳島県徳島市の歯医者 すずき歯科では、歯を失った部分の機能回復を目的としてインプラント治療を行っています。
インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に被せ物を装着して噛み合わせや見た目を補う治療法です。

【徳島県徳島市の歯医者すずき歯科のインプラントの特徴】

インプラントの特徴①:大学病院にてインプラント治療に携わってきた経験を持ち、日本口腔インプラント学会の専門医が在籍しています。

インプラント治療に関するセミナーで講師を務めた経験のある院長が、これまでの外科的処置の知見を活かし、難しい症例にも対応できる体制を整えております
骨が少ないなどの理由で他院で断られてしまった方のご相談も受け付けております。

インプラントの特徴②:目的に合わせた機材の使用

当院は、インプラントやむし歯治療、マウスピース矯正など目的に合わせた個別の口腔内スキャナー(お口の中を3Dで撮影する機器)を使用しています。
使い分けをすることにより、患者さんの口腔内の情報を精緻に把握するようにしております。

インプラントの特徴③:噛み合わせや見た目にも配慮

矯正や補綴の知識も踏まえ、噛み合わせや見た目の調和を考慮した治療計画を立てています。特に前歯の症例では自然さを重視した設計を行っています。
当院では技工士が常駐し、患者さん一人ひとりのお口に合った詰め物を短期間で提供できるよう努めています。

徳島県徳島市でインプラント治療をご検討の方は、まずは初診相談をご利用ください。症状や治療方法について丁寧にご説明いたします。

まとめ

インプラントとは、人工歯根を顎の骨に埋め込み、噛む機能の回復を目指す治療です。骨と結合する仕組みを利用し、複数の部品から成る構造によって支えられています。一方で、治療期間や外科的処置、治療後の管理といった注意点も理解しておくことが重要です。インプラントとは何か、仕組みや構造についてお悩みの方は、徳島市の歯医者 すずき歯科までお問い合わせください。

 

監修:医療法人すずき歯科 院長 鈴木 温(すずき あつし)

【経歴】
1983年 徳島大学歯学部 卒業
1987年 徳島大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士 取得)
1987年 徳島大学歯学部 助手
1989年 徳島大学歯学部附属病院 第二補綴科 外来医長
1992年 徳島大学歯学部にブローネマルクインプラントを導入
2000年 徳島大学歯学部附属病院 講師
2000年 医療法人すずき歯科 開設(徳島市住吉)
2003年 医療法人すずき歯科 法人化
2020年 医療法人すずき歯科 移転開設

【所属学会・スタディーグループ】
・日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
・日本口腔インプラント学会(専門医)
・MID-G 役員

【修了セミナー・研究分野】
・ブローネマルクインプラント研究
・顎運動のコンピュータ解析(シミュレーション研究)
・補綴および顎機能回復に関する臨床・教育活動
・外科手術・オペノートによる症例記録研究

【専門分野】
・補綴歯科治療(義歯・被せ物・ブリッジなど)
・インプラント治療
・咬合・顎機能再建
・口腔リハビリテーション
・補綴治療(セラミック)


投稿者:医療法人すずき歯科(tokushima-dent.jp)