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インプラント治療後のメンテナンスが必要な理由とは?内容と頻度を解説

2026.01.05

インプラント治療は、失った歯を補う方法として広く知られています。見た目や噛む力の回復など、多くのメリットがありますが、「治療が終わったらそのままで大丈夫」と思われる方も少なくありません。しかし、インプラントを長く安定して使うためには、治療後も定期的なメンテナンスを継続することが推奨されています。今回は、インプラントのメンテナンスが必要な理由と、その具体的な内容や通院の目安について徳島市の歯医者 すずき歯科が解説します。

 

1. インプラント治療後にメンテナンスが必要な理由

インプラント治療は天然歯に近い機能を持つ治療法ですが、自然の歯とは異なる点も多くあります。長く使い続けるためには、専門的なメンテナンスを続けることが大切です。


①インプラント周囲炎の予防

インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲の歯ぐきや骨が炎症を起こす状態です。天然歯の歯周病も同様に進行すると骨が溶け、インプラントが支えられなくなることもあります。定期的なチェックを行うことで、早めに気づける可能性があります。

②セルフケアだけでは不十分な部分の清掃

自宅での歯みがきだけでは、インプラント周囲の細かい部分にプラーク(歯垢)が残りやすくなります。歯医者でのプロフェッショナルケアでは、普段のケアで落としきれない汚れにも対応しやすくなります。

③噛み合わせの変化の確認

治療後、時間の経過とともに噛み合わせが変化することがあります。強い力がインプラントにかかることで、周囲の骨に負担がかかる可能性もあるため、必要に応じて噛み合わせの調整が行われることがあります。

④インプラントや補綴物の劣化チェック

インプラント上部の人工歯(セラミックなど)はすり減ったり欠けたりすることがあります。メンテナンスでは、これらの摩耗状態も確認します。

インプラントをより良い状態で保つためには、治療後も定期的に歯科でのメンテナンスを受けることが推奨されています。問題が起きる前から専門的なケアを受けることで、変化に早く気づき、適切な対応につなげやすくなります。

 


2. インプラント治療後のメンテナンスの主な内容

メンテナンスでは、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を用いて、インプラントとその周囲の状態を細かくチェックします。

 

①インプラント周囲の清掃

インプラント専用の超音波スケーラーやチタン専用の器具を使い、歯ぐきの中に入り込んだ汚れに対して慎重な清掃が行われます。天然歯と異なり、インプラント表面を傷つけないよう配慮された処置が行われます。

②噛み合わせの確認・調整

噛む力のバランスを確認し、過剰な負担がかかっていないかチェックします。必要に応じて人工歯の高さや角度を微調整します。

③歯ぐきや骨の状態の確認

歯ぐきの腫れや出血の有無、X線検査による骨の吸収状態を確認します。異常の早期発見により、適切な対応につなげやすくなります。

④ホームケアの指導

インプラント専用の歯ブラシやフロス、歯間ブラシの使い方をアドバイスします。清掃方法は人によって異なるため、個別に指導を受けることが大切です。

⑤補綴物(人工歯)のチェック

人工歯が緩んでいないか、表面に欠けやすり減りがないかを確認します。特に当院では、上部構造にすべてスクリューリテイン(ネジで固定する方式)を採用しており、必要に応じてスクリューの増し締めを定期的に行う体制を整えています。

このように、メンテナンスでは単なるクリーニングにとどまらず、インプラント全体の健康状態を多面的に確認します。定期的なチェックを通じて、状態の変化にも気づきやすくなり、トラブルへの早期対応がしやすくなります。

 

3. インプラント治療後のメンテナンスの頻度と通院の目安

インプラント治療後のメンテナンス頻度は、口腔内の状態や生活習慣によって異なりますが、定期的な通院によって、経過観察や管理がしやすくなります。


①基本的な通院間隔の目安

一般的には、治療終了から半年程度は1〜2か月に1回、その後は3〜6か月ごとの通院が目安とされています。初期は状態の安定を確認する期間でもあるため、比較的短い間隔での診察が行われることがあります。

②生活習慣による違い

喫煙習慣や糖尿病などの全身疾患をお持ちの方は、インプラント周囲に炎症が生じやすくなる可能性があるといわれるため、2〜3か月ごとの通院が検討されることもあります。口腔内環境の変化に早めに気づくことで、必要に応じた対応につなげやすくなります。

③セルフケアの精度による調整

自宅での清掃が十分に行えているかによっても通院間隔は変わります。磨き残しが多い方や、インプラント周囲にプラークが付きやすい方は、短い周期でのメンテナンスが推奨されることもあります。

④長期的なメンテナンスの重要性

治療から数年が経過しても、インプラント周囲炎の発症リスクがゼロになるわけではありません。定期的なメンテナンスを継続することで、状態の変化に早めに気づきやすくなります。

インプラントの状態変化に気づきやすくするためには、定期的なチェックを受けることが推奨されています。日常のセルフケアと合わせて、歯科での継続的な観察を心がけましょう。

 


4.徳島市の歯医者 すずき歯科のインプラント治療

徳島県徳島市の歯医者 すずき歯科では、歯を失った部分の機能回復を目的としてインプラント治療を行っています。

インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に被せ物を装着して噛み合わせや見た目を補う治療法です。

【徳島県徳島市の歯医者すずき歯科のインプラントの特徴】

インプラントの特徴①:

大学病院でのインプラント治療経験が豊富で、かつ日本で最も権威のある日本口腔インプラント学会の専門医が在籍。

インプラント治療のセミナー講師も務める院長は、大学病院での外科的な処置の経験を活かし、あらゆる難症例にも対応しております。
骨が少ないなどの理由で他院で断られてしまった方のご相談も受け付けております。

インプラントの特徴②:

目的に合わせた機材の使用

当院は、インプラントやむし歯治療、マウスピース矯正など目的に合わせた個別の口腔内スキャナーを使用しています。 使い分けをすることにより、患者さんの口腔内の情報を精緻に把握するようにしております。

インプラントの特徴③:

噛み合わせや見た目にも配慮

矯正や補綴の知識も踏まえ、噛み合わせや見た目の調和を考慮した治療計画を立てています。特に前歯の症例では自然さを重視した設計を行っています。
当院では技工士が常駐し、患者さん一人ひとりのお口に合った詰め物を短期間で提供できるよう努めています。

徳島県徳島市でインプラント治療をご検討の方は、まずは初診相談をご利用ください。症状や治療方法について丁寧にご説明いたします。

 

まとめ

インプラントは、失った歯を補う治療法のひとつで、見た目や噛む機能を補う目的で行われます。ただし、治療後のメンテナンスを怠ると、周囲の骨や歯ぐきに炎症が起こるリスクがあるといわれています。歯みがきなどのセルフケアに加えて、歯医者での専門的なクリーニングや定期的な検診を受けることで、インプラント周囲の状態変化に早めに気づきやすくなり、必要に応じた対応につなげやすくなります。インプラントは「入れたら終わり」ではなく、「維持していく治療」です。継続的なケアを通して、お口全体の健康を守っていきましょう。

インプラントのメンテナンスについてお悩みの方は、徳島市の歯医者 すずき歯科までお問い合わせください。

 

監修:医療法人すずき歯科 院長 鈴木 温(すずき あつし)

【経歴】
1983年 徳島大学歯学部 卒業
1987年 徳島大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士 取得)
1987年 徳島大学歯学部 助手
1989年 徳島大学歯学部附属病院 第二補綴科 外来医長
1992年 徳島大学歯学部にブローネマルクインプラントを導入
2000年 徳島大学歯学部附属病院 講師
2000年 医療法人すずき歯科 開設(徳島市住吉)
2003年 医療法人すずき歯科 法人化
2020年 医療法人すずき歯科 移転開設

【所属学会・スタディーグループ】
・日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
・日本口腔インプラント学会(専門医)
・MID-G 役員

【修了セミナー・研究分野】
・ブローネマルクインプラント研究
・顎運動のコンピュータ解析(シミュレーション研究)
・補綴および顎機能回復に関する臨床・教育活動
・外科手術・オペノートによる症例記録研究

【専門分野】
・補綴歯科治療(義歯・被せ物・ブリッジなど)
・インプラント治療
・咬合・顎機能再建
・口腔リハビリテーション
・補綴治療(セラミック)


投稿者:医療法人すずき歯科(tokushima-dent.jp)