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インプラントの寿命はどのくらい?長く使うためのポイントとは

2026.01.16

インプラント治療を検討する際、多くの患者さんが気になるのがインプラントの寿命ではないでしょうか。費用や治療期間を考えると、できるだけ長く使い続けたいと考えるのは自然なことです。インプラントは適切な治療とその後の管理によって、長期的な使用が期待できる治療法とされていますが、寿命は一律ではありません。日々のセルフケアや歯医者でのメンテナンスによって、大きな差が生じることもあります。今回はインプラントの寿命について、徳島市の歯医者 すずき歯科が解説します。

 

1. インプラントの寿命の基本的な考え方

インプラントの寿命は年数だけで判断できるものではありません。構造やお口の状態を理解することで、寿命の考え方が整理しやすくなります。


①インプラントは何でできているか

インプラントは顎の骨に埋め込む人工歯根、その上に連結される土台(アバットメント)、被せ物の三つで構成されています。人工歯根には主にチタンが使用され、骨と結合しやすい性質があります。

②インプラントの平均的な寿命の目安

一般的にインプラントは10年以上使用されるケースが多いとされています。ただし、これは統計的な目安であり、使用状況によって前後します。

③天然歯との寿命の考え方の違い

インプラント自体はむし歯にはなりませんが、歯ぐきや骨は影響を受けます。そのため、天然歯と同様に周囲組織の健康管理が重要です。

④被せ物と人工歯根の寿命の違い

人工歯根が問題なくても、被せ物は摩耗や破損によって交換が必要になることがあります。部分ごとに寿命が異なる点を理解しておくことが大切です。

⑤寿命は生活習慣で変わる

噛む力の強さ、歯ぎしりの有無、セルフケアの状態などにより、インプラントの寿命には個人差が生じます。

インプラントの寿命は構造や使用環境によって左右されます。基本的な考え方を知ることで、長期的な維持への意識が高まります。

 


2. インプラント 寿命を左右するポイントとは

インプラントの寿命を考えるうえでは、治療後の管理が重要な要素となります。治療が終わった時点がゴールではなく、その後の過ごし方によってインプラントの状態は大きく変わります。日常生活の中での小さな習慣が、長期的な安定につながることを理解しておくことが大切です。

 

①インプラント周囲炎のリスク

歯ぐきに炎症が起こるインプラント周囲炎は、寿命を縮める原因の一つです。進行すると骨が減少することがあり、早期対応が求められます。

②噛み合わせのバランス

噛み合わせが合っていないと、一部のインプラントに負担が集中します。これが部品の緩みや破損につながる場合があります。

③歯ぎしりや食いしばりの影響

無意識の癖によって強い力が加わると、インプラントに負担がかかります。必要に応じてマウスピースを使用することもあります。

④定期的な歯医者での管理

定期検診では、歯ぐきや噛み合わせの確認、専門的なクリーニングが行われます。問題の早期発見が寿命維持につながります。

⑤全身状態との関係

糖尿病などの全身疾患は、歯ぐきの状態に影響することがあります。お口の健康だけでなく、全身の健康管理も重要なポイントです。

インプラントの寿命は日常の積み重ねによって左右されます。一つ一つのポイントを意識し、継続的な管理を行う姿勢が求められます。

 

3. インプラント 寿命を意識したセルフケアのポイント

毎日のセルフケアは、インプラントを長く使い続けるために欠かせない要素です。インプラントはむし歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨は天然歯と同様に影響を受けます。適切なケアを怠ると、インプラント周囲炎などのトラブルにつながる可能性があるため、日常的な管理が重要です。


①丁寧な歯みがき

インプラント周囲のブラッシングが最も重要になります。歯茎を貫いて人工歯を支える土台(アバットメント)の周囲にプラークがつくとインプラント周囲炎になります。歯ブラシをインプラントの土台(アバットメント)と歯ぐきの境目に当て、力を入れすぎず細かく動かすことを意識しましょう。磨き残しを減らすことが大切です。

②歯間ケアの併用

歯ブラシだけでは落としきれない汚れは、フロスや歯間ブラシを使って清掃します。インプラントの大きさに合った器具を選ぶことで、歯ぐきへの負担を抑えながらケアができます。

③歯ぐきの変化に注意する

歯ぐきの腫れや出血、違和感が続く場合は注意が必要です。小さな変化でも放置せず、早めに歯医者へ相談することが望まれます。

④生活習慣の見直し

喫煙習慣は歯ぐきの血流に影響を与え、回復力を低下させる要因となります。生活習慣を見直すことも、セルフケアの一部です。

⑤定期受診を継続する

毎日のセルフケアに加え、歯医者での定期的な確認と清掃を受けることで、インプラントの状態を維持しやすくなります。

日々のセルフケアを継続することが、インプラントの良好な状態を保つための土台となります。

 


4.徳島市の歯医者 すずき歯科のインプラント治療

徳島県徳島市の歯医者 すずき歯科では、歯を失った部分の機能回復を目的としてインプラント治療を行っています。 インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に被せ物を装着して噛み合わせや見た目を補う治療法です。

【徳島県徳島市の歯医者すずき歯科のインプラントの特徴】

インプラントの特徴①:大学病院にてインプラント治療に携わってきた経験を持ち、日本口腔インプラント学会の専門医が在籍しています。

インプラント治療に関するセミナーで講師を務めた経験のある院長が、これまでの外科的処置の知見を活かし、難しい症例にも対応できる体制を整えております 骨が少ないなどの理由で他院で断られてしまった方のご相談も受け付けております。

インプラントの特徴②:目的に合わせた機材の使用

当院は、インプラントやむし歯治療、マウスピース矯正など目的に合わせた個別の口腔内スキャナー(お口の中を3Dで撮影する機器)を使用しています。 使い分けをすることにより、患者さんの口腔内の情報を精緻に把握するようにしております。

インプラントの特徴③:噛み合わせや見た目にも配慮

矯正や補綴の知識も踏まえ、噛み合わせや見た目の調和を考慮した治療計画を立てています。特に前歯の症例では自然さを重視した設計を行っています。 当院では技工士が常駐し、患者さん一人ひとりのお口に合った詰め物を短期間で提供できるよう努めています。

徳島県徳島市でインプラント治療をご検討の方は、まずは初診相談をご利用ください。症状や治療方法について丁寧にご説明いたします。


まとめ

インプラントの寿命は、単に使用年数だけで決まるものではなく、治療後のケアや生活習慣によって大きく左右されます。インプラントの構造を理解し、歯医者での定期的な管理を受けることに加え、毎日の丁寧なセルフケアを継続することが重要です。歯ぐきの状態や噛み合わせの変化に早めに気づくことで、トラブルの予防にもつながります。

インプラントについて不安や疑問がある方は、徳島市の歯医者 すずき歯科までお問い合わせください。

 

監修:医療法人すずき歯科 院長 鈴木 温(すずき あつし)

【経歴】
1983年 徳島大学歯学部 卒業
1987年 徳島大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士 取得)
1987年 徳島大学歯学部 助手
1989年 徳島大学歯学部附属病院 第二補綴科 外来医長
1992年 徳島大学歯学部にブローネマルクインプラントを導入
2000年 徳島大学歯学部附属病院 講師
2000年 医療法人すずき歯科 開設(徳島市住吉)
2003年 医療法人すずき歯科 法人化
2020年 医療法人すずき歯科 移転開設

【所属学会・スタディーグループ】
・日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
・日本口腔インプラント学会(専門医)
・MID-G 役員

【修了セミナー・研究分野】
・ブローネマルクインプラント研究
・顎運動のコンピュータ解析(シミュレーション研究)
・補綴および顎機能回復に関する臨床・教育活動
・外科手術・オペノートによる症例記録研究

【専門分野】
・補綴歯科治療(義歯・被せ物・ブリッジなど)
・インプラント治療
・咬合・顎機能再建
・口腔リハビリテーション
・補綴治療(セラミック)


投稿者:医療法人すずき歯科(tokushima-dent.jp)