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インプラントにすると食べ物の味って変わるの?

2023.07.25

インプラントでの食事に関するお話になります。

みなさんはこんな疑問はありませんか?
インプラントって人工だからいつも食べているごはんの味って変わるの?
お餅とかガムって食べても大丈夫なの?…などなど

食事をするときはおいしく、楽しい気分でいたいですよね!
インプラントにすることで「食事に与える影響」は気になるところですね。

みなさんの食事の疑問について解消していければと思います。
今回のインプラントの話は下記の内容でお話していきます!

1. インプラントにすると食事の際、いつもの味と比べて、人工物の味はするか?
2. インプラントは他の自分の歯と同じくらいに強く咬めるのか?
3. するめなどの固いものを咬んでもインプラントがめり込まないか?
4. インプラントはお餅やガムの引っ付きやすい食べ物も食べていけるか?
5. インプラントはコーヒーによる着色汚れは普通の歯と比べて目立ちやすい?
6. インプラントと相性が悪く、食べてはいけないものは存在するのか?
7. 自分の歯とインプラントの噛み心地や感触は変わらないか?

1. インプラントにすると食事の際、いつもの味と比べて、人工物の味はするか?

術後は違和感があるかもしれないが一般的にはしない

一般的には、インプラント自体には特別な味がすることはありません。
通常と同じ味で食事と楽しむことができます。

ただし、個人差があります。
まれに噛んだ時の感触が鈍く、食べ物の味が落ちたように感じる方もいらっしゃいます。

これは歯根膜という組織が関係する可能性があります。
歯根膜は歯と骨をつなぐ組織で、噛む力の刺激を感じるクッションの役割があります。

インプラントは歯根膜がないため、その感覚が少なくなる可能性があります。
しかし、これは個人差がありますし、時間とともに慣れていくことも多いです。

また、インプラント治療後は食事にも注意が必要です。
治療後の一時的な違和感や傷口の回復期間中には、一時的に味覚に変化を感じることがあるかもしれません。
適切なケアと定期的に歯科検診を受けることで、衛生面、耐久性を維持することが重要です。

2. インプラントは他の自分の歯と同じくらいに強く咬めるのか?

定期的に検診をすることで長く、問題なく噛めます。

インプラントは顎骨と結合して安定するため、自分の歯と同じように噛むことができます。

しかし、インプラントには歯根膜がないため、噛んだ時の感触が鈍くなります。
それによって咬力をコントロールすることが難しくなり、インプラントに過度な負担をかける可能性があります。
インプラントの寿命を長くするためには、咬力測定や咬合調整などの定期的なメンテナンスが必要になります。

3. するめなどの固いものを咬んでもインプラントがめり込まないか?

めり込みの心配は要りませんがおすすめしません。

インプラントはあごの骨と結合して安定するため、固いものを咬んでもインプラントがめり込むことはありません。
しかし、噛み合わせの力が強すぎる場合には注意点があります。

せんべいや飴のような硬度のある食べ物によっては必要以上に力強く咬んでしまうのでインプラントだけでなく、自分の歯でさえ割れる恐れがあります。

そのため、固いものを食べるためにはインプラントが安定するまで避けた方がよいです。
咬む力が強すぎるとインプラントにかかる負担が大きくなります。

すると被せ物やネジ、セメントなどが緩んだり、破損したりする可能性があります。
また、骨吸収や歯周病のリスクも高まります。

インプラントで固いものを食べることは可能ですが、適度な咬力をコントロールすることが大切です。

4. インプラントはお餅やガムの引っ付きやすい食べ物も食べていけるか?

くっつくことがあるので要注意!

粘着性の高い食べ物はインプラントにとって特に注意が必要です。

お餅は粘り気があり、噛む力を必要とするため、インプラントに負荷をかける可能性があります。
また、ガムは粘着性が高く、インプラントにくっつくことがあります。

ただし、インプラントの材料や設計が十分に強力であり、正しく配置されている場合、一部の人はお餅やガムを制限なく食べることができるかもしれません。
一般的には、インプラントに与える負荷を最小限に抑えるために、粘着性の高い食べ物を避けることが推奨されます。

5. インプラントはコーヒーによる着色汚れは普通の歯と比べて目立ちやすい?

インプラントの素材によって着色しやすさは異なる

コーヒーは色の濃い飲み物といったこともあり、歯に着色汚れを残しやすいです。
そのため、インプラントにも着色汚れがつく可能性があります。

特に、人工歯と人工の歯茎の隙間や、プラスチック(レジン)でできた部分は色がしみこみやすいです。
セラミックでできた部分は着色しにくいです。

コーヒーによるインプラントの着色汚れを防ぐには、簡単にできる対処としてコーヒーを飲んだ後に水やお茶で口をすすぐ、歯磨きをすることが挙げられます。
また、定期的に歯科医院でクリーニングを受けるなどの方法があります。

インプラントはコーヒーによる着色汚れが普通の歯と比べて目立ちやすいというわけではありませんが、上部構造の材質や形状によっては色がつきやすい場合があります。
インプラントの美しさと健康を保つためには、コーヒーを飲む際には注意しましょう。

6. インプラントと相性が悪く、食べてはいけないものは存在するのか?

手術後は要注意、刺激のある飲食は控えましょう

インプラント手術後では、傷口がふさぎ切れていないことから熱い食べ物、飲み物によって感染や出血が発生する可能性があります。
そのため、食べ物や飲み物を適温に冷ましてから摂取するようにしましょう。
梅干しなどの刺激の強いものに関しても、インプラント周囲の組織に影響を与える可能性があります。

7. 自分の歯とインプラントの噛み心地や感触は変わらないか?

顎の骨とくっつくため、あまり変わりません。

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込むため、自分の歯に近い噛み心地を得ることができます。
しかし、インプラントには歯根膜という組織がありません。

インプラントは噛んだ時に歯が沈んだり戻ったりするクッションの役割が天然の歯に比べて低いです。
そのため、噛んだ時の感触が鈍くなることがあります。

個人差はありますが、そのことが影響し、味覚にも影響がある可能性があります。
自分の歯とインプラントの噛み心地や感触は全く変わらないということは言えません。

しかし、インプラントは見た目も天然の歯に近いです。
入れ歯やブリッジに比べて、しっかり噛め、安定性が高いといったメリットがあります。

インプラントのまとめ

インプラントはゴールではなく、スタートです。

インプラントは噛む力を向上させ、快適な食事を楽しむことができる効果的な治療の一つと言えます。

ですがインプラント治療をしたからゴールといったわけではありません。
適切なケアを行い、衛生面に気を配る必要があります。

そのためには定期的な歯科検診を行ったり、歯科医師に相談し、自分に合った食事やケア方法を確認することが大切です。

インプラント治療を考えている方はぜひ、当院へご相談ください!
お待ちしております。

投稿者:医療法人すずき歯科(tokushima-dent.jp)

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