2023.08.01
大人の歯(永久歯)が抜けてしまった時にどうすればいいか。
有効な対応手段としてインプラントといった方法があります。
歯を失っていない状態でインプラントについて考える人は少ないと思います。
あらかじめ知識を身に着けておくことでインプラントに対する不安、恐怖心を抑えられるはずです。
インプラントについて考える中で気になるのは費用、お口の見え方、お手入れの方法、噛み心地など色々あるかと思います。
今回は費用に関連した内容についてお話していきたいと思います。
特に高いインプラント、安いインプラントって何が違うのだろうか?
結論から述べますとドクターの技術料、材料費・設備費が料金に影響してきます。
ドクターの技術料は歯医者によって異なります。
では材料はどんなものがあるか、そもそもインプラントの構造ってどうなっているのか。
そんな疑問の解消になれれば幸いです。
目次
インプラントは3つの部品で構成されています。
インプラントの材料を理解するにあたって、インプラントの構造について理解をする必要があります。
インプラントとは大まかに人工歯(上部構造)、アバットメント(支台)、インプラント体(人工歯根)の3つで成り立っています。
ではそれぞれの部位でどんな種類があるのか見ていきましょう。
口を開けた時に見える白い歯の部分になります。
種類が異なると強度、審美性、耐久に違いが出てきます。
特に使用される4種類について紹介していきます。
高い耐久性と強度があるので壊れにくいです。
色が透明感をもった白のため、自然歯に近い見た目になります。
金属ではないのでアレルギー反応のリスクが低いです。
ただ他の材料に比べて加工や調整が難しい場合があります。
また、高価な材料であるため、費用が高くなる場合があります。
歯の色調を再現することができ、高い審美性を持ちます。
耐久性があり、変色しにくいです。
ジルコニアセラミックに比べると強度がやや低いです。
また、強い衝撃に弱いため割れるリスクがあります。
レジンとセラミックの組み合わせのため、他の人工歯に比べて強度が低いです。
また、経年劣化による変色が見られることがあります。
ですがレジンを使用しているため、ジルコニアセラミックに比べると費用面ではお手軽と言えます。
強度が高く、長期的な耐久性があります
金属アレルギーの方には適さない可能性があります。
歯茎の退縮が進行すると金属が露出し、見た目が不自然になる可能性があります
人工歯の部分とインプラント体(人工歯根)の部分をつなぐ部品のことです。
歯の傾きや高さを調節することができ、噛み合わせを良くします。そして物を食べるときに歯へのダメージを和らげる働きを持ちます。
また、アバットメントにも素材、形状にたくさんの種類があります。
素材はジルコニアやチタン、チタン合金などさまざまです。
チタン合金はチタンに比べてアルミニウムやバナジウムが加わっており、金属アレルギーを起こす可能性が高くなります。
形状においてもたくさんあります。患者様のインプラント体の埋入角度や歯肉の状態に適した部品が使用されます。
顎の骨と結合して歯を支える役割を担います。
素材は一般的にチタンやチタン合金であり、骨と結合しやすい特性を持っています。
ネジのようなスクリューとなっており、円錐状の形となっております。
大きさは直径3~5mm、長さ6〜18mmで、埋入する箇所の状態によって大きさが異なります。
インプラントは日常生活に欠かせないパートナー
インプラントは日常生活において様々な場面で機能します。
インプラントにする上で、これらのメリットは人生の質を高める大きな要因です。
インプラントの素材によって費用が異なり、安いものになるとデメリットがあります。
今回のインプラントの構造についてのお話で素材やパーツがたくさんあることが分かったかと思います。
インプラントをしたいと考えている方で壊れにくさ、ワンランク上の審美性、金属アレルギーに関する話をより知りたい、自分にあったインプラントはどういったものだろうか?
こういった悩みがございましたら、ぜひ当院へご予約の上お越しください。
心よりお待ちしております。
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